二日酔いの朝に
昔は本当にお酒が大好きで、本当に飲み尽くさないと気が済まないたちであった。夜中まで飲む、そして、気持ちが悪くなるまで飲む。体にもお財布にも良くなかった。しかし、大人になってからは、飲み会も昔ほど参加しなくなり、人と飲むことにもそこまで楽しいと思わなくなった。
気を使わない間がらの人と飲むのはいいが、大人になると気を使う飲み会が増えるからだと思う。お酌したり、上司のグチを聞いたりするのは、お酒をまずくするだけだと思う。
飲み会はそんなに好きではないが、お酒は変わらず好きで、家ではついつい飲んでしまうことがある。一時は断酒を試みたが、自分にとっての楽しみを無碍に奪うのも、と思い止めてしまった。
しかし、二日酔いは本当に気持ちが悪いし、もう二度と飲みすぎない、と今は思うのでした。