Individualist is Post Minimalist

ものを持たないミニマリストは、自由に生きるためのきっかけに過ぎません。ポストミニマリストは、自由で人生を楽しみ、かつ責任のある生き方だと思います。そのための新しいライフスタイルを追求するためのブログです。

子供を頭ごなしに怒りつけるのはもうやめよう(脳と上手に付き合う子育て)

普段仕事でも怒ったりしないように心がけている。仕事の上で怒ることの負の側面を理解しているからだ。しかし、子供にはつい怒ってしまうことがある。例えば、食事が遅いだとか部屋内で騒ぐとか他愛もないことでだ。どれも大人が声を荒らげたり、どなったりするような重大または危険なことではない。怒った後は決まって自己嫌悪に襲われる。泣きながら自分を非難する子供の顔を見るのは本当につらい。泣いている子供の顔は自分の負の側面を映し出す鏡のようだ。子供は大人に頼らずには生きていけないのに、その大人を信頼できなくなる。それほど辛いことはない。大人の怒りは子供との信頼関係を確実に傷つける。それゆえに、この負の感情といかに戦うかが子育てをする大人に与えられた試練であり、また成長のチャンスでもある。

 

子供にどなってしまうのはなぜだろうかじっくり考えてみた。それは、自分の感情を上手くコントロールできないからだ。その理由を考えた時に、以前読んだ本のことを思い出した。そして、結論として、人間の脳の癖をよく理解することが大事なのではないかと気づいた。気づいた2つのポイントを紹介したい。

 

1.行動が感情を生み出している

怒りだす前に、最初は”怒るふり”をして、子供を懲らしめようとすることがある。当然怒るふりなので、いつでもそのふりはやめることができると思っている。しかし、怒るふりをしているうちに、だんだん本当に怒りだしてします。これは、自分の行動が感情を生み出す事例だと思う。つまり、幸せな態度をしていれば、幸せに感じるし、不幸な態度を取れば、自分が不幸だと感じてしまう。つまり、怒るふりすらしてはいけないことを、自分が理解していれば、子供は怒られなくてすむ。
(参考)

Amazon.co.jp: その科学があなたを変える: リチャード ワイズマン, Richard Wiseman, 木村 博江: 本

 

2.人は自分の意志で怒りたいと思って怒る
感情が高ぶって突然怒り出すものと、多くの人は考えると思う。しかし、実は怒りたいと思って怒っている。正確に言えば、怒ることを選択している。いかなる感情も個人の選択により生み出されているとすれば、怒ってしまったことは、怒らせた人のせいではない。怒った自分のせいなのである。子供に怒るときの事を考えれば、怒らなす普通に注意する、丁寧に説明するという”手間のかかる”手段を避け、怒りで相手を萎縮させるという簡単な手段を選択したということだ。この簡単な手段には当然副作用がある。怒られた相手には大きな負の感情が生まれ、多くの信頼や絆を失うことになる。
(参考)

Amazon.co.jp: 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え: 岸見 一郎, 古賀 史健: 本

 

わたしは、もう二度と子供を頭ごなしに怒ったりしないと心に決めた。脳と上手に付き合うことで、怒りという負の感情と戦っていきたい。そして、子育てを通じて大人として成長したい。