Individualist is Post Minimalist

ものを持たないミニマリストは、自由に生きるためのきっかけに過ぎません。ポストミニマリストは、自由で人生を楽しみ、かつ責任のある生き方だと思います。そのための新しいライフスタイルを追求するためのブログです。

大学は最高にエキサイティングな場

自分の人生を振り返ると、中途半端にふらふらして、何かの道を極めるでもなく、面白そうとか仕事に役立ちそうとかという不純な理由で、いろんなものに手を出してきた。もともと、サイエンスの世界にいたころから、パテントに気持ちが半分以上持っていかれ、パテントの世界に来てからは、ネットやらコンピュータならデータサイエンスやらに心を奪われるようになってきた。

 

とはいっても私自身リスクテイカーではないので、基本的に現状に流され、今の組織のカルチャーにすっかり染まってしまった嫌いな自分がいる。そんな中、たまたまシリコンバレーに滞在する機会を得て、いい意味で自分をどんな環境に置きたいのか、考えるようになった。

 

おきたい環境は大学。しかも、起業家精神あふれる大学。インキュベータもあり、技術トランスファーもあり、さらには、メンターや投資家などのスタートアップをサポートする体制。

大学の環境はものすごく好き。論文やらデータベースやら講義やらセミナーやら知的な人と情報が交錯する場所。さらに大学の広場なんかは最高のいい憩いの場である。

 

でも、日本の環境を見ると、本当に大学がエキサイティングな場かというと、それほどではないかとも思ってしまう。シリコンバレーの中心にある大学では、毎日どこかでオープンのセミナーやイベントが開かれており、市民や周りにある企業人なども気軽に参加している。

 

かたや日本の大学のオープンイベント見ても、これでは数、質の面で劣っている。私が言いたいのは、日本の大学はもっと市民にオープンにすべきだと思う。公立か私立かは関係ない。とにかくオープンにして、もっともっとアカデミアと気軽に繋がる機会を設けてほしい。日本でもエンジニアを中心に勉強会が開かれており、すごくいいことだと思っている。エンジニア以外の分野で、同じような勉強会が普及するかは疑問なので、大学がやはり中心になって、市民の知的好奇心を満たしてほしい。