死ぬ準備はできているか?
以前TEDでRic Eliasの講演を聞いた時、グッときて思わず目が潤んでしまった。幼い子を持つ父親にとって、死ぬ直前に感じることは、死への恐怖ではなく、子供の成長を見届けられないさみしさである。私もこの話を聞いて、きっと私もそう感じるだろうと、気持ちを重ねていた。
そして、今、自分自身、ほんの少しだけ死を意識しなければならない曲面があった。死が頭をちらついている状況はメンタルヘルス上、良くないので、思い切ってブログに書くことで、冷静さを取り戻したいと考えた。
今、私がやらなければならないと考えていることは、死への準備である。もちろん、すぐ死ぬわけではないのだが、遅かれ早かれいずれ来る。なぜ、死への準備が必要か。それは、死を最終ゴールと考えるとわかりやすい。限られた時間と資金の中、自分は人生において何を成し遂げたいのか、自ずと明らかになるからである。
私も少しだけ考えた。答えは明白だった。いい父親でありたい。それだけだった。自分でいうのもなんだが、自分は子育てに積極的な方ではない。でも、答えはいい父親でありたい、それだけだった。自分のビジネス上のキャリアやその他、自分が今まで力を注いできたことは、死を目の前にするとなんと脆く浅はかなことか。
そして、最終的に行き着いて死への準備とは以下の3つだけだ。
・現在の資産を把握と、自分の死後の収入・支出フローを把握すること。
・死ぬ前に、家族と近い友達に感謝を伝えること。
・子育てにもっと参加すること。
我ながら、とってもシンプルなリストが出来上がったと思う。
でも、これを意識しながら、生活することは、充実した日々を過ごすことだと思う。