Individualist is Post Minimalist

ものを持たないミニマリストは、自由に生きるためのきっかけに過ぎません。ポストミニマリストは、自由で人生を楽しみ、かつ責任のある生き方だと思います。そのための新しいライフスタイルを追求するためのブログです。

15日間ブログ更新(10日目):学習・勉強法についてふと考えたこと

今日は自分がばくぜんと興味を持っている学習について書きたいと思います。というのも、今日、Appleが発表したiBooks Author(誰でも簡単にインタラクティブな本が書けちゃうアプリ)が気になったので、少し頭の中が教育に染まっています。

私は、気がついたら勉強することが好きな人間になっていました。今、三十前半ですが、二十代半ばまで勉強が好きではありませんでした。大学では勉強する気がおきず、就職後もなんとなく二年ぐらい過ごしてしまいました。

ではなぜ今こんなに勉強が好きなのか3つの視点から考えてみたいと思います。

  1. すぐに実践できることを勉強しているから

    今、勉強しているのが、英語とプログラミングです。どちらもビギナーですが、勉強することが楽しいです。この2つに共通するのが、とても実践的な知識であることです。英語を使えば、グローバルに情報のやり取りができますし、プログラミングができれば、自分のやりたいことを(他の誰かではなく)自分で実現できるからです。

    これに対して、大学時代の専攻は化学でした。化学は、実験を通じて新しいものを創りだしたり、発見したりできる学問です。しかし、設備がないと何もできません。例えば、こんな材料を作りたいと思っても、設備を持たない個人にとっては困難だと思います。

    一方、プログラミングの領域では、個人であってもサービス・プロダクトを作り出すことは、化学に比べれば圧倒的に簡単です。 
     
  2. 学習するための教材がオンラインに豊富にあるから

    英語とプログラミングを勉強してから、ウェブ上にこんなにも良い教材が落ちているとは思いませんでした。例えば、英語なら”ESL”でググれば、星の数ほどのコンテンツに行き着きます。

    また、プログラミングに関しては、それこそお金を払ってもいいぐらいのチュートリアとかを、無料でみれたりします(Ruby on Railsだったら、Ruby on Rails 3 Beginner to Builder 2011Ruby on Rails Tutorial  は本当に良質な教材です)。チュートリアルだけでなく、CodeacademyのようなJavascriptをインタラクティブな教材を通じて勉強するサービスもためになりますし、Stack OverflowのようなQ&Aサイトの利用も、プログラミングを学ぶ上で不可欠です。これほどまでに教材が整っていると逆にどうして学ばないという気にもなってきます。
     
  3. 学習を促進するための環境がネット上にあるから

    コンピュータおよびネットサービスが発達したおかげで、テクノロジーで学習をいかにサポートするかが、非常に大事な時代に着ていると実感できます。
    例えば、 英語の勉強であれば、
    良質の英語のコンテンツを収集(iPhoneアプリのZiteを活用)→
    おもしろい記事をInstapaperにストック→
    MacまたはiPhoneSafari経由で閲覧
    という流れでリーディングの勉強をしています。
    Safari経由で記事を見るのは、辞書機能を使って、わからない単語をすぐ調べられるからです。
    また、Kindleも活用しています。こちらも英英辞書が標準で装備されているので、わからない単語は読みながらすぐチェックできます。 ネットサービスの内、特に役立つのが、実はブログやTwitterなどのアウトプット系のものです。アウトプットは次の2つの点、記憶動機づけに関連しています。 1点目の記憶に関してですが、私は特に記憶力がいい方ではなく、むしろものすごい勢いで忘れていっています。したがって、せっかく勉強しても記憶という意味ではほとんどストックされていないと思います。そこで、自分の学んだことをこのようなブログに残しておくことで、自分の記憶力のなさを補うことができます。2点目の動機づけですが、学習には継続がつきものですが、自分の学習による成長や、学習の記録がなければ、どこかでつまずいてしまう可能性があります。ブログを活用することで、自分の学習を記録し、定期的にチェックすることで、自分の成長を確認するとともに、達成感を味わうことで学習を継続して実行するための仕組みとして利用するつもりです。

上の3つの中で特に2つめの良質な教材の充実が、すごく大事なことなんじゃないかなと思っています。しかし、実際、英語やプログラミング以外の科目だとなかなか良質な教材がネット上に存在しないのではないでしょうか。私の専門の特許の世界も例外ではありません。今年は、特許のチュートリアルを充実させたいというのが、私の目標です。